15年後の太陽光発電はどうなっているの?
太陽光発電はもう終わりだと思っているあなた。是非この記事を読んでください。きっと考え方が変わります。
JPEA(一般社団法人 太陽光発電協会)は2015年3月に「2030年に向けた確かな歩み」を発表しました。この記事は、その論文に基づいて、内容を引用・要約したものです。
JPGA(一般財団法人 太陽光発電協会)の試算・目標設定によると、国内の太陽光発電累積設置容量は、2020年に69GW、2030年には100GWになると予想しています。これは、2013年の累積設置容量約15GWと比べると2020年には4.6倍、2030年には6.7倍になるという試算です。
このことは、化石燃料(石油、LNG)による発電を太陽光発電に置き換えて行くということを意味しますが、環境や経済に与える影響の観点から見ると下記表のようになります。
年度 |
2013年 |
2020年 |
2030年 |
---|---|---|---|
太陽光発電累積設置量 |
15GW |
69GW |
100GW |
太陽光発電が国内総発電量に占める割合 |
1.5% |
8.4% |
12.2% |
化石燃料輸入コスト削減効果(石油代替ケース) |
― |
9兆574億円 |
18兆255億円 |
発電に伴うCO2削減率(LNG代替ケース) |
― |
8.1% |
11.7% |
表1 太陽光発電の累積設置量の推移と環境、経済に与える影響
現在約30GWの太陽光発電量が2020年に69GW、2030年に100GWに増えると、火力発電に使う石油の輸入コストが、それぞれ9兆574億円(2020年)、18兆255億円(2030年)削減できることになります。同時に発電により排出されるCO2を、それぞれ8.1%(2020年)、11.7%(2030年)削減することになります。言い方を変えると、国内での発電を太陽光発電に順次置き換えて行くと、日本のエネルギー自給率を大きく引き上げつつ、石油輸入による国富の海外への流出を抑制し、さらに、温室効果ガスの排出を削減することにより、環境保全にも大きく貢献することができます。
太陽光発電が、今後増えていくことの裏付けとして、NEDOは、報告書「太陽光発電開発戦略(NEDO PV Challenge)」(2014年9月発表)の中で、太陽光発電の発電コストは、2030年には、革新的技術により基幹電源並みの7円/kWhになると予測しています。また、RITE(公益財団法人地球環境産業技術研究機構)が発表した「電源別発電コストの最新推計と電源代替の費用便益分析」(2014年10月発表)では、2030年時点の推定コストは、原子力、石炭、LNGでの発電コストが8.0〜11.9円/kWhであるのに対し、太陽光発電のコストは、系統対策費用を除くと13.3〜14.8円/kWhになると予測しています。この二つの予測は、2013年時点での太陽光発電の発電コスト30.6〜33.8円/kWhと比較すると、太陽光発電機器のさらなる技術革新と価格の低下により2030年には、その発電コストは、約半分から5分の1近くまで下がるということを意味しています。
続く・・・
参考記事:【FPが導入してみた】自宅にソーラーパネル(太陽光発電)を取り付けるのは本当にお得なのか?
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